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物忘れ外来
物忘れ外来
もの忘れはご本人だけでなく、ご家族の生活にとっても影響を及ぼす病気です。なるべく早い段階からご本人への治療や環境調整だけでなく、ご家族へのケアも必要です。「最近物忘れが多くなった」「認知症が心配だ」など、悩まれている方、ご家族の方はご相談ください。
当院の「もの忘れ相談外来」では、ご家族のケアまでを考えたご相談をお受けしています。
主治医意見書の記載をご希望の方へ
当院では、介護保険申請に必要な主治医意見書の記載を行っております。
記載に際して、みなさまの現状を正確に意見書に反映するため、【「主治医意見作成」のための質問票】の記載や診察での詳しい現状の聴取にご協力をお願いしております。
質問票は意見書の様式に沿った内容になっております。記載時に参考にしますので、作成後は早めに当院にご提出ください。
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認知機能には、学習および記憶、実行機能、複雑性注意、言語、知覚-運動、社会的認知と呼ばれる領域があります。
各認知領域と認知機能低下による症状
1. 学習および記憶 | 覚える事が難しくなり、すぐに忘れてしまう、思い出せない。 |
2.実行機能 | 段取りが悪くなり、物事を順序立てて、計画的かつ効率的に行動することが難しくなる。 |
3.複雑性注意 | 複数の情報(外的刺激)があると混乱してしまう。複数のことが同時にできなくなる。 |
4. 言語 | 言葉が分からなくなる、しゃべれなくなる。 |
5. 知覚-運動 | 元々できていた活動(趣味や作業など)ができなくなる。 |
6. 社会的認知 | 人間関係・生活を維持するための、一般的な社会の感覚を保てなくなる。 |
認知機能の低下は「記憶の障害」だけでなく、「元々できていたことが明らかに出来なくなった」ことなども意味します。
例えば、車の運転が分からなくなった、家電製品の使い方が分からなくなったなど、日常の中で出来ていた事が出来なくなるのも認知症の症状です。
認知機能の低下は、脳の病気や障害、感染症、甲状腺や副甲状腺の病気など様々な原因によって生じます。
認知機能の低下≠認知症ではなく、認知機能の低下をきたしている病気がないか診察や各種検査で評価をしなければいけません。
二次的に認知機能の低下を起こしている病気がない事を調べた上で、認知機能の6つの領域のうち1つ以上の障害がある場合に認知症と診断します。認知症は認知機能が低下し、「日常生活全般に支障が出てくる状態」をいいます。